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スラリー

  スラリー(発酵有機液肥)は、色々な有機資材を用いて作成することができます。作成方法はどの材料を用いても基本的には同じです。日本では戦後長らく人糞を肥溜めに溜めてスラリーを作成していました。中国では現在でも人糞が使用されています。
  有機物を液状にして長期間嫌気発酵させることで、有機物を低分子化したりアミノ酸などの栄養素が生成されます。低分子化した栄養素を作物へ与えることで、作物の吸収効率が良くなります。また、スラリーは液状なのでパイプや桶などを用いての土壌灌水が容易に行えます。農家にとっても大変利用しやすいものです。
  インドでの伝統的なスラリーの作り方は地方毎にその方法が少し違います。牛糞尿を主体に用い、黒砂糖やヨーグルト(乳酸菌)を入れたり、ベーキングパウダー(酵母)を入れたりしてスラリーを作っているようです。
  光合成細菌をスラリーの作成に使用することで、アミノ酸含有量を更に増やしたり、菌が分泌する多くの有機酸が土壌中において鉄や亜鉛などの鉱物のキレート化を促進します。作物の生長にとって大変効果的です。

スラリーの作成方法


材料
新鮮な牛糞尿 : 500kg
: 1000L
光合成細菌 : 50L
油粕 : 20kg
牛乳 : 10L
石灰 : 2kg
  1. 光合成細菌をスラリーに使用する為には、水深の浅い槽が必要です。セメント槽やプラスチック槽などが利用できますが、簡単で効果的なのは地面を浅く掘り(約50cm位)、防水シートを張って作る溜池のような槽が適しています。
    スラリー槽
      光合成細菌使用のスラリー  
  2. 槽の中にスラリーの材料を入れて良く攪拌します。作成したスラリーへは蓋を掛けずそのまま太陽光に10日程当て置きます。毎日1度、攪拌します。
  3. スラリー槽の深さはできるだけ浅くします。あまり深いと太陽光が槽の底まで届く事ができず光合成細菌が効果的に光合成活動を行えません。また、毎日良く攪拌することで、光合成細菌をスラリーの中で均等に広げることができ、良質なスラリーを作ることができます。
  4. スラリー槽は太陽光を入れるよう常時開いている状態ですので、なるべく雨の少ない季節にスラリーを作る方が良いでしょう。雨の心配があれば、透明なプラスチックシートを被せるか、ハウスの中でスラリーを作ることも可能です。
  5. 牛糞の他にも色々な動物の糞尿や植物性資材で肥料効果が高いものを利用してスラリーを作ることができます。
スラリー槽 スラリー槽
  防水シートを使用して作った1500リットル容量のスラリー槽です。仕込んでから4日目ですが、光合成細菌が活性化しているのでスラリーの色が赤みを帯びています。
  インドの大型慣行農家では、牛糞スラリー作成時に燐酸肥料を混合しています。燐酸肥料は、土壌中で鉄やマグネシウム、石灰などと結合しやすく作物が吸収できないなどの問題があります。牛糞スラリーと混合することでスラリーが燐酸肥料を包み込むので、土壌中で燐酸肥料が土壌鉱物と直接触れるのを防ぐ事ができます。

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